「大相撲と江戸文化」～歴史、様式、興行など、ガイド目線で捉える講座～

　外国のお客様に大人気のTrue Japan Tour(株)のツアー相撲稽古場見学は、短時間でガイディングの経験を積む事が出来る為、ガイド初心者にお勧めの仕事です。しかし、日本の国技である相撲における稽古場は、厳しくも神聖な鍛錬の場であり、相撲界の不文律の厳しいしきたりや、暗黙の約束事を弁えずに稽古見学に行くと、非常に礼儀を失することになってしまいます。

本講義では、大相撲の歴史に触れながら、欧米人から見て不思議な世界、欧米化される以前の人々の暮らしとは何かについて考えます。

　さて、来週の2月13日、相撲講義を開催します。

昨年来仕入れた新しい情報を加えて、テキストを改訂しました。

お話しの内容としては、以下の内容を予定しています。

◎相撲の歴史

・平安時代の3大節会と神道

　今に残る隠岐相撲

・出雲大社と両国にある野見宿禰神社

・鎌倉・室町、武士の時代と相撲

　曽我兄弟の仇討ち

・江戸の相撲の展開

　浮世絵と相撲

　大名のお抱え力士「雷電」

・明暦の大火と両国

、出開帳は、現代の特別展

・江戸から明治にかけての商家・職人・花街の比較

◎現代の相撲部屋と相撲観戦のポイント

・国技館

・本場所と地方巡業のスケジュール

・番付の仕組み

・相撲部屋の仕組みや力士の報酬

・稽古・食事・巡業など力士の暮らし

・稽古場見学の注意事項

・相撲の基本動作、決まり手

 以上を別の言葉でいうと、相撲を通じた「日本人の文化史」かも知れません。

特に、「大相撲と江戸文化」と言えるかも知れません。

既に、聴講された方も、新しい要素を加えてお話しします。

テキストは、今回改訂し、70ページのワードカラーテキストになります。

なお、本講義は、多くのノウハウがあるために、日本文化体験交流塾会員のみが受講できます。