エコノミスト大守隆氏による「国際比較で考える日本の経済と社会」シリーズ第3回

*遠隔地受講にお申し込みの皆様には、研修日翌週以降視聴用URLを配信いたします。

「日本経済の現状と長期的な課題」を考える研修会

 新型コロナウイルスの日本経済に与える影響は、どうでしょうか。特に、観光業に対する影響は、どうなるのでしょうか? このように直近の課題はもとより、日本経済は、全国通訳案内士にとって、極めて重要な課題です。

  まず、第Ⅰに、訪日外国人にとって、世界有数の工業国である日本の経済がどう変わってきたかは、欧米からのエグゼクティブにとって、日本に関する最も主要なトピックの一つです。

実際に以下のような質問が寄せられます。

・「戦後の日本経済の動きを知りたい」、

・「日本は、資源をどこから輸入しているのか?

・「日本はまだデフレなのか」

また、第2に、私達自身、10年後、20年後の日本人の暮らしの予測です。給与、賞与、健康保険、年金、税金、介護保険など、心配ごとは山ほどあります。自分の持っているお金や資産を銀行に預けるか、株式に投資するか、外貨預金・海外投資なども、考えるべき選択肢です。

 

これらの問いかけの背景にあるのが、「日本経済の現状と長期的な課題」です。経済成長がなければ、どんなに良心的な政治であっても、行える政策には限界があります。今回は、大守講師に、日本経済の実態について、豊富な資料や情報から説明していただきます。

講師からのメッセージ

今回のテーマは、「日本経済の現状と長期的な課題」です。

 日本経済の現状やオリンピック後の見通しについては、世の中の見方がかなり分かれています。もちろん新型肺炎の行方などにも大きく左右されますので、いくつかの論点を整理しながら、私自身の見方や注目すべき指標をお話させていただきます。

 より長期の視点からは、日本経済は「失われた20年」という停滞を本格的に脱してはいないように思われます。その理由については、バブルの崩壊、経済政策の失敗、少子高齢化、新興国の追い上げ、国際化の遅れ、リーマン・ショックや大震災など、様々な説が唱えられています。いずれにも正しい側面があるとは思いますが、単独の説でこれだけの長期停滞を説明するのは無理ではないかと思います。一方で、上記のような一見異なる諸要因の背景に、実は共通の背景があって、それこそが日本経済の大きな問題ではないかと私は考えています。そこで、諸仮説を紹介しながら国際比較を交えつつ吟味した後、私自身の「共通の背景」仮説もお話をさせていただき、皆さまのご意見・ご批判を賜りたいと思います。また、本格回復が始まりつつあるかどうかを、どのような指標で判断したら良いか、についてもお話させていただきます。

日時、受講料等

【日時】2020年3月14日(土) 1330分から16

【会場NPO日本文化体験交流塾本部(機械振興会館本館)

 【受講料】会員 2,800円 非会員 3,500

申し込み

2020年「日本経済の現状と長期的な課題」を考える研修会
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第1回、第3回

1回目のテーマは「日本人の幸福感・生活満足度・男女平等度」です。

 日本は先進国で、治安も良く、平均寿命も長く、所得水準もある程度高いのに主観的幸福度が低い(国連傘下のWorld Happiness Report 2019では156か国中58位)のは何故でしょうか? 日本では幸福度や生活満足度を考えるときに人々は何を重視しているのでしょうか? 日本では、男女格差が非常に大きい(世界経済フォーラム(WEF)Global gender Gap Index2020では153か国中121位)のに、女性の方が幸福度や生活満足度が高いのは何故でしょうか? こうした点について、様々な仮説を紹介しつつ吟味していきます。

講師・企画委員の大守隆氏紹介

 大守隆氏は、日本文化体験交流塾会員、英語の通訳案内士。

 日本経済研究センターの主任研究員をしていた1989年末に、「巡航速度への景気減速」という大方の見方に反し、バブル崩壊後の不況を予測し的中させました。旧経済企画庁出身で経済分析や経済統計に従事する一方、OECDの経済政策委員会の副議長やAPECの経済委員会議長として豊富な国際経験を積んでいます。一時問題の多かった日本のGDP統計の改善にも主導的な役割を果たしました。長年景気循環学会の常務理事も務めており、今回は同学会で20195月に報告した内容を基にお話をします。 

 

経歴: 東京大学工学部都市工学科卒、オックスフォード大学経済経済学博士、元大阪大学教授旧経済企画庁で日米経済交渉、計量分析、経済白書、経済統計、国際会議などに従事。退官後、外資系証券会社のチーフエコノミスト、政府の統計委員会の委員、内閣府政策参与、APEC(アジア太平洋経済協力)の経済委員会議長、東京都市大学教授などを務める。現在は科学技術振興機構社会技術研究開発センター領域総括(多世代領域)。  http://www.jst.go.jp/ristex/examin/active/i-gene/i-gene.html

 

2018年秋からは内閣府の「満足度・生活の質指標群に関する研究会」の座長。

http://www.esri.go.jp/jp/esr/data/esr_027.pdf

 主な著書に、①日本経済読本(21版)(編著、東洋経済新報社、20191月)ソーシャル・キャピタルと経済(編著、ミネルヴァ書房、201810月)環境とエネルギーの経済学(単著、東洋経済新報社、2016年11月)など。


銀行振り込みによる入金

日本文化体験交流塾(IJCEEランゲージスクール)事務局まで、メールinfo@ijcee.comにてご連絡いただき、以下の銀行にお振込みください。

 

 みずほ銀行 丸の内中央支店(004) 普通預金 1131101

トクヒ)ニホンブンカタイケンコウリュウジュク

 

参考研修会のご紹介

 問題提起型セミナー「どうする日本! 

  セミナー前半では、国際経験豊富なトップクラスの有識者をお招きし、基調報告をしていただきます。そして、後半には、参加者の方々にスピーチのチャンスを差し上げて、意見交換の場とします。

  なお、本セミナーでは、国際社会や日本の社会や経済について、最新情報が提供され、様々な見方が得られます。通訳案内士にとっては、FITなど、インテリジェンスの高いお客様の対応に不可欠な幅広い知識・基礎力が養われます。

  

1 日時・会場

 第1部 第1回セミナー 2020224日 1330分から1615

参加費 2,800(最小催行人数1)

 

2部 交流会 2020224日 1630分から1830

 参加費 2,800円 軽食とスパークリング、ビール、ワインなど豊富なドリンクを用意

 基調報告:鳥居原正敏氏

 

 日本文化体験交流塾会員、英語通訳案内士 以下を歴任

一般財団法人機械振興協会 副会長 、外務省在米国大使館公使 、内閣官房審議官

次回予告

 今後は、IJCEE企画委員である野崎亮氏による世界の産業動向を考える研修会を開催します。

 

321日(土) 14時~16時 「GAFA+M

アマゾン、グーグール、フェースブックなどのアメリカ巨大企業の動向を探ります

 

59() 10時~12時 「中国の巨大企業、Baidu(バイドゥ)、Alibaba(アリババ)、Tencenテンセント)、Huawei(ファーウェイ)の動向を探ります」

 

6月7日(日)10時~12時 「韓国の巨大企業、サムソン、LG、SKなど、成長の秘密を探ります」

 

3 企画委員の野崎亮氏の紹介

 

慶応義塾大学法学部政治学科卒、共同通信社の記者。共同通信社では、松山、長崎、横浜の支局に勤務経験あり、事件取材などを担当。経済部で、財務省、経済産業省、国土交通省(観光庁を中心)、日銀(保険業界を中心)、証券、流通、電気・機械を担当した経験あり。

 

共著 「海の向こうの被爆者たち」八月書館 2010年 平和共同ジャーナリスト基金奨励賞受賞

 

「食再発見・変化の形」PHPなど 長崎の捕鯨などを執筆。

資格  通訳案内士(英語、韓国語)中国語の漢語水平考試(HSK)6級


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