ツアー・コンセプト

オンライン研修 第1回 米原理事長の講演/基本コンセプト

木曽路のインバウンド観光の大いなる可能性を語ります
第1回講演米原亮三.pdf
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Concept 1 「中山道を歩く」

15世紀から150年間続いた戦いに明け暮れた戦国時代を経て、1600年から徳川将軍による平和の時代が260年続く。そのなかで、我が国では、江戸を基点とする5街道を中心に、人と物の流れができ、近代社会への基本が作られてきた。
 5街道の中でも、東海道は、江戸から伊勢神宮への参拝に使われた。伊勢神宮参拝に多くの人々は、中山道を使って、江戸方面に帰った。
 本ツアーは、第45次の中津川宿をスタートし、第44次 落合宿、第43次 馬籠宿、第42次 妻籠宿を歩く。また、第37次 福島宿、第35次 藪原塾、第34次 奈良井宿を歩く。


 伊勢神宮までの東海道の海の見える道のりは、これから大事な参拝に向けて、緊張感のある旅路であった。伊勢神宮の参拝を経て、江戸に帰る中山道は、緊張感がとれた自然を楽しむ旅である。
 外国のお客様も、私達ガイドも実際に歩くツアーである。日本の自然は、四季折々の変化を見せる。2月の梅、3月のモクレンとコブシ。4月桜、5月のツツジ、6月のシャクナゲ、7月のアジサイ、10月から11月の紅葉など。林の中の歩き道は、直射日光を遮って、なおかつ風のとおり道でもある。


 一つの宿場を出て、8キロ~10キロほどの道を歩いて、古風な町なみの別の宿場町に着く。旅人が好んだ伝統的な食を楽しむ。こうした日本の自然、日本の美、日本人の心を国の資格を持つ通訳案内士が伝える。
 本ツアーでは、石畳みや街道筋の街並のみが今も残る中山道を歩き、石油や天然ガスの大量消費の上に築かれている現代からタイムスリップして、日本人の原点にある「歩く文化」を私たちのガイドと楽しんでみてはいかがだろう。


Concept 2 「木の文化」を活かす

 中山道は、江戸日本橋を出て、京都の三条大橋に至り、全69次の宿場を有する。特に、昔の街並みが多く残る藪原宿から馬籠宿を木曽路といい、本ツアーの核心部である。
 このエリアの中山道は、東に木曽駒ケ岳などの中央アルプス、西に北アルプスと乗鞍岳、木曽御嶽山という3000メートルの日本最高レベルの峰々がある。この山々の間を流れが木曽川であり、この辺りでは、中津川という。まさに、山々の真ん中を流れる川である。
 木曽川沿いの平坦地に、中山道が築かれて、宿場町が発達した。また、木曽川は、材木の運搬路でもある。木曽川から分かれた支流は、加子母の山へ、上松から赤沢へと谷を登る。標高1000メートルを超える榎の原生林から切り出された木材は、この川を下って搬出された。伊勢神宮をはじめ、日本各地に最高品質の木材として、使用されている。また、伊勢神宮や名古屋城の建材を輩出した木曽の木の文化を楽しむ旅である。
 煉瓦や石を建材とする西洋の建築と比較して、木の住宅は、加工しやすく、美しい日本建築を生み出した。木曽川をさかのぼる旅は、「木の文化を探る」旅でもある。

ツアーのスタートは、苗木城

 中津川市は、中央アルプスの南端、恵那山に直面した市である。東京と名古屋を結ぶ鉄道の幹線、中央線中津川駅があり、中央高速道路の中津川インターが位置する。リニア新幹線の駅も予定されている。過去も現在も、交通の要衝であり、本ツアーのスタート地点として、最適である。
 中津川駅の北方、3キロに位置するのが、苗木城である。苗木は、Young plantの意味であり、樹齢1000年を超える檜など、日本有数の材木の生産地、木曽地方の玄関に位置する城としては、なんと似つかわしい名前であるか。ともあれ、本ツアーは、巨石や断崖など自然の地形を最大限に生かした城壁をのぼる。木曽川からの約170mに立つ天守展望台からは360度の大パノラマを一望でき、恵那山、木曽川を一望して、街道の旅、木曽川の遡行、木の文化を探る旅をスタートする。

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