2025年7月31日富士山5合目～西湖・河口湖バス研修

富士山五合目。小御岳神社裏の展望台からの景色。

富士山五合目をじっくり研修

　外国人観光客にとって、日本を象徴する富士山はもっとも訪れたい場所の一つです。山梨県側から富士山五合目に至る有料道路「富士スバルライン」は、夏場はかなり混雑するため、マイカー規制※がかかります。このため、バスや一部の許可車両でなけば五合目まで行けません。

　本研修では、貸切バスで東京から富士山五合目まで行き、研修を行います。展望台や小御岳神社、登山道・お中道の入口などをじっくり見学し、駐車場や売店の確認なども丁寧に行います。

　現地での講師は、富士の国やまなし通訳案内士会を設立し、会長を務められた松井由美子さんです。山梨県の富士山世界遺産センターを皮切りに、富士山五合目を訪問。下山後は、西湖のほとり、茅葺屋根の家々が立ち並ぶ「いやしの里根場」へ。日本の原風景が残る場所として、旅行会社のバスツアーでも訪問地としてよく組み込まれています。根場のあとは、河口湖大石公園まで回ります。西湖北岸から河口湖にかけて、ネタ満載のコースを松井先生のガイディングでドライブしましょう。

また、東京からはIJCEE副理事長の山口和加子先生も同行し、都内から富士山に至るバスでの車窓ガイド研修・添乗実習の指導を担当します。長い移動時間でどのようにお客様を楽しませるか、山口先生のガイディングも必見です。ダブル講師による贅沢な研修です。皆さまのご参加をお待ちしています。

※2025年は7月4日（金）～9月10日（水）までがマイカー規制の対象となります。

実施日

2025年7月31日　8:00～18:00

受講料

会員 15,000円、一般18,500円

TJスクール生・フレンドシップ団体　16,500円

※昼食代は含みません。軽食を持参されることをお勧めします。

行程

7:45　受付開始

8:00　 IJCEE（機械振興会館）発

9:30　山梨県立富士山世界遺産センター

10:45　富士山五合目

　　　（登山道入口・小御岳神社・展望台・お中道の入口確認）

　　　　五合目にて各自自由食による昼休憩

13:35　西湖・いやしの里根場

14:45　河口湖・大石公園

15:25　大石公園発

18:00　IJCEE帰着・予定

※荒天などでスバルラインが不通となった場合などは、行程を変更する可能性がございます。

山梨県立富士山世界遺産センター

　山梨県が設置した富士山観光の玄関である。東京発の多くの観光バスがここで休憩をとる。目的は、トイレ休憩と、富士山の概要紹介。

様々な写真やパネルで富士山の成り立ちや、神話などを紹介する。北館と南館がある。かつては、一部有料だったが、今は、無料である。

　お勧めは、英語による大型画面での動画。お客様を誘導する手順も学ぼう。

西湖・いやしの里根場

西湖のほとりにある、茅葺屋根の里。根場集落は、武田氏の時代にはすでに形成されていたと言われる。昭和41年に台風による山津波で家屋の大半が全壊したが、2006年に観光交流地点として復活。古き良き日本の集落を伝える。

富士山五合目/スバルライン

世界遺産センターを出て、スバルラインより、五合目駐車場に至る。途中は、富士山の成り立ちや土質に加え、植物の変化を説明しよう。五合目でのガイドの最大のポイントは、迷子防止。霧が多く広大な駐車場では、外国人観光客の迷子が続出する。迷子防止のテクニックも学ぼう。五合目は、六合目に至る登山道の開始点であるとともに、お中道の入口。このポイントもしっかり確認しよう。

河口湖・大石公園

雄大な富士山をバックに撮影できるフォトスポットが随所に。季節ごとの草花が植えられたハナテラスや、地元産の農産物の販売などで賑わう自然生活館などがある。

講師紹介

講師紹介　松井由美子

全国通訳案内士

（英語）

2009年、富士の国やまなし通訳案内士会設立。初代事務局長で、2代目会長。山梨県の通訳案内士の第一人者。

「富士山を拠点にFIT、クルーズ船、ロングツアーのガイドをしています。プライベートツアーでは、樹海探検・サイクリングなどのアクティビティと、富士山世界文化遺産、優雅なリラックスタイムを組み合わせたツアーがご好評いただいています。趣味はイングリッシュガーデン」。

IJCEE副理事長　カリスマ観光ガイドの山口和加子

NPO法人日本文化体験交流塾（IJCEE）副理事長

全国通訳案内士（英語）

旅行業務取扱管理者/旅程管理主任者/2020年観光庁研修指導員

30年以上のキャリアを誇る都内英語バスツアーの第一人者。全国のバスツアーおよび、FIT・VIP・MICEの経験豊富。茶道・書道・いけばな師範の資格を活かし、IJCEE国際茶道塾を設立、塾長。TJスクール創立時から、通訳案内士受験各講座を担当。IJCEEでも、通訳案内士育成のための各講座を精力的に担当している。また、全国の自治体に出向き、地域の人材育成にも力を注いでいる。毎日書道展に10年入選,会友に昇格。2019年、外務省から「日本文化の専門家」として、サウジアラビア・トルコ・ヨルダンに派遣され、2024年には、政府招聘のブラジルのジャーナリストに日本文化の専門講義を行った。共著『旅程管理研修教本』、『通訳案内士ハンドブック』、『口述試験ハンドブック』『口述試験ハンドブック』他。