今年は明治維新よりちょうど150年という節目の年です。春に第1回を開催しましたが、石井隆之近畿大学教授の座学を加えバージョンアップして「侍・将軍ツアー研修　第2弾」を開催します。
第一部の座学では、侍、将軍の京都でのゆかりの地について、ガイド目線から、また、日本史の謎の一つ”権力の二重構造”の真実にも石井教授が迫ります。
さらに、外国人観光客から多い質問‶なぜ、天皇は明治維新後、東京に移ったのか″について歴史的背景を解説します。
第二部のウォーキング研修では、「日頃から、"いかに外国人に分かりやすく、共感してもらえるように伝えるか"という視点を心がけている」という京都まち歩き講師の鈴木元氏が、
今回もその視点に立って、講師の信条とする、"ディープらしくないディープツアー研修"を目指します。今回は、ウォーキングが半日となったため、訪問スポットを厳選しました。周知のように、武士の魂・日本刀に心酔する「刀剣女子」が話題になっていますが、二条城と縁の深い刀剣店を訪問し、店主によるご説明も予定しています。

※刀剣に関しては、12月15日（土）に日本刀鑑定士・砥ぎ師の本阿弥光次氏による「刀剣学習会」を関西でIJCEE設立10周年記念講演として実施します。

筑波大学大学院修了。近畿大学総合社会学部教授。一般社団法人高等教育国際基準協会代表理事。言語文化学会会長、通訳ガイド研究会会長。理論言語学が専門。
　在学中に通訳案内士の資格を習得。TOEIC,英文法、日本文化等の著書は100冊を超え、ガイド目線からの英語での日本文化解説は他の通訳案内士の追随を許さない。英語指導界の第一人者で、その人柄や日本文化の造詣の深さ・知識も、また受講者を魅了してやまない。

　英語通訳案内士（京都在住）。NPO日本文化体験交流塾理事。

　大学で映画三昧の日々を送った後、28歳で映画翻訳の道を志し、映像翻訳の仕事を始める。その後、アメリカに5年間住んだ後、帰国して翻訳や語学講師を務める。2014年に通訳案内士試験（英語）に合格し、同年より通訳ガイドとしての活動を開始。

　映像翻訳の経験とセンスの良さを活かして、新感覚のガイデイングを目指している。

花街・祇園まち歩き　【ディープ・ツアー研修】

　人気の祇園だけでなく、宮川町さらにはかつて存在していた遊郭の五條楽園をウォーキングで回ります。現在も残るかつての夢の跡を、京都をこよなく愛する実力派ガイド・藤浦佐江子さんの案内で散策します。

　その後、踊りの技能で知られた宮川町、建仁寺を拝観し、祇園歩きを楽しみます。外国人に誤解されやすい遊女と芸妓をわかりやすく説明します。