2011年 2次口述試験・体験報告 

通訳案内士試験 口述試験の様子について 

 

201112月の口述試験は、筆記試験会場と同じ、昭和女子大学1号館で行われました。

 

受付開始時刻近くになると、付近を歩きまわりながら受験生に受付開始の声かけをしていた係員に校舎内に誘導されました。受付は7階でしたが、建物が古いためかエレベーターが小さくすぐに満員になってしまい、受付に着くまでにかなり時間がかかりました。受付で必要書類を提示し整理番号札をもらいますが、必要書類を忘れた人がいたため、受付でも非常に時間がかかりました。受付が済むと拘束時間の始まりです。

 

当日の雰囲気ですが、係員が緊張でピリピリしていたためか、極度に緊張した独特の雰囲気が漂っていました。問題が漏れることを極端に恐れているのか、受験生は係員に常に監視されているような状態でした。係員はトランシーバーで他の係員と連絡を何度も取り合って、試験の進行状況を確認すると同時に受験者が他の受験者と接触しないようにしていました。

 

受付後、最初の控室(広めの中教室)に誘導され、待ち時間の開始です。この後は控室から次の控室へと荷物を全部持ったまま、文字通り移動に次ぐ移動になります。控室の大きさは移動を重ねるごとにだんだん小さくなり、係員の緊張度も高まります。控室では試験勉強をすることは許されますが、係員の合図で突然移動することもありましたので、ささっと荷物をまとめて移動できるように工夫されることをお勧めします。

トイレも何人かまとめて貴重品と必要最小限の物だけ持って一列に並んで誘導され、個室の中以外は常に係員に監視されています。

全体を通して、係員にとって不審な行動(想定外の行動)をとると失格になることもありうるので、注意が必要です。

 

最後の待機は面接試験会場となる教室の外です。8人ほどのグループで廊下に誘導され、自分の前の受験者が面接会場から退出し面接者がその受験者の採点をしている最中に教室の外に誘導されます。ここでは試験勉強は許されず、指定の椅子に大人しく座って係員の指示(入出指示)を待ちます。

 

面接者は外国人1人、日本人1人でした。私の場合は、外国人は30歳代前半くらいの白人男性、日本人は50歳前後くらいのの女性でした。面接に使われた教室は小さめで、小中学校の教室ほどの大きさでした。小さめの教室でしたが、机などを一方に寄せて物が殆ど無い状態にしていたためか、話すと声が反響してエコーがかかり、声量を少し落として話さなくてはなりませんでした。前年の明治大学は大きな教室で、意識して大きな声で話したと聞いていましたので、試験会場によってかなり違ってくるようです。

 

面接試験は、導入部分と最後の質問(具体的にどんなガイドになりたいかを日本語で答えるものでした)を日本人が、それ以外(中心部分)を外国人が担当します。面接者の手許にはその時間帯の質問リストと受験者の採点表がありました。最初の質問を外国人面接者がリストから選び、それに対する受験者の答えの内容によって会話が発展していくという形式でした。私の受けた質問は、以下の通りです。

 

 第一問(外国人面接者):

  • 日本についてgeographicallyに説明して下さい。
  • 山間部がそんなに沢山あるなら、そこに住んでいる人はいますか?
  • 川の流れが急ならば、洪水などは起こらないのですか?タイでも洪水が長引いていますが日本ではどうなのですか?
  • 川の流れが急ならば、それを利用した発電所などはありますか?
  • 原子力発電所についてどう思いますか?原子力発電所は今後どうなると思いますか?
  • 先ほどのあなたが言った水力発電所は代替エネルギーとして十分なパーセンテージですか?原子力発電所は今後も必要ですか?

 

第二問(外国人面接者):

  • 日本のdaily lifeを海外から来る人に何と説明しますか?

 

第三問(日本人面接者):

  • (日本語で)通訳ガイドになったら、どんなおもてなしをしたいですか。

 

面接者の発音が必ずしも自分の聞きなれたものであるとは限りませんし、はっきり話してくれるとも限りません。私の場合は、発音は問題なかったものの、面接者がつぶやくような小さな声でぼそぼそ話すため、声が殆ど聞こえず苦労しました。仕方なく面接中に一度、もう少し大きな声で話すようお願いしました。受験者は大きな声ではっきり話す練習をしていますが、面接者はそうとは限らないので、試験の際に受験者が困るということは珍しくないようです。

 

この試験はコミュニケーション能力、状況によって臨機応変に対応する能力などが問われます。運悪く答えにくい質問が来ることもありますが、長い沈黙や面接者と論争になるような事態は避けなければなりません。私の場合も、「地理」と「地勢」の違いが自分の中でうまく整理できていなかったため、第一問目が最も答えにくい質問でしどろもどろになり、場が一瞬凍りついてしまいました。しかも、面接者が興味を抱いていたのか、質問の流れはタイの洪水や原発事故などの先行不透明な事項に向かってどんどん進むので非常に困りましたが、講師の先生の「とにかく沈黙を避け、何かしら会話を続けること」というアドバイスを思い出して会話を続け、何とか挽回できました。

 

最後の「どんなガイドになりたいか」という日本語での質問は、母国語で答えるという利点を最大限に利用して、自分の抱いているイメージを具体的に自分の言葉で面接者に伝えるようにしました。

 

試験が終わると廊下の指定場所に待機し、グループ全員(8人ほど)が揃ったところで最後の控室に戻ります。当該時間帯の最後のグループが帰ってくるまで待機することになり、受験番号によってはこの場所で長時間待機することになります。私語は厳禁なので、待ち時間の間にできるものを何か持参するといいかもしれません。

 

最後のグループが控室に到着すると、解散の指示があり、口述試験は終了です。待ち時間が非常に長いのと、常に監視され緊張を強いられるので、かなり疲れました。

 

 

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