通訳案内士試験対策・TOEIC・通訳技術は、TJTの教育部門である

True Japan School に移管されました。引き続き、ご利用ください。

◆設問「日本の歴史の観点より、日本の首都について」

観光庁から示された例題です。当交流塾の研究会では、以下のように回答を作りました。ほかにも、23題の日本語回答例、10題の英文回答例を作成しました。

日本語による回答例1

 

(1)「結論は、最初」

  日本の首都について、古代、中世、近世の3つにわけてお話します。

第一段落


 

(30秒~35)


 

8世紀から13世紀は、奈良と京都に首都があり、天皇を頂点とした社会でした。

天台宗や真言宗などの仏教が盛んで、伝染病などの禍がないよう、また、豊作を祈祷するなど、「鎮護国家」を目的とした活動をしました。

その中心施設である東大寺、興福寺、東寺などの建築物やこれらに収蔵されている仏像、その他の美術品は、大変貴重なものです。 

 

第二段落


  (30秒~35)
 

13世紀から15世紀は、鎌倉と京都に首都があり、武士による政権でした。禅宗が盛んで、鎌倉五山や京都五山などが作られ、金閣寺、銀閣寺、円覚寺などの建築物が有名です。

書院づくりなどの建築様式、枯山水などの庭園が発達し、茶道や能、障壁画など、中国の影響を受けつつも、日本独自の文化が形成されました。


  第三段落
 

(30秒~35)


 
16世紀から現代まで、日本の首都は、東京で、その頂点にあったのが徳川幕府です。18世紀から19世紀にかけて、江戸の人口は、100万人を超え、世界最大級の都市でありました。
  浅草や両国などを中心に、浮世絵、歌舞伎、相撲などの大衆文化を発達させました。安価な本の出版、貸本屋、寺子屋などにより、平均的な教育水準がきわめて高いことも、江戸の特徴です。
 

押さえ(10秒以内) 

 現在の東京は、周辺地域と合わせ、約3,000万人の活気ある都市圏となりました。

※コメント

① 日本の首都は、このほかに、飛鳥京、長岡京、大阪などもありますが、4つに絞ります。 奈良、京都、鎌倉、南北朝、室町(京都)、江戸と分けると、スピーチの柱が4本とか、5本になります。常に柱は、3本となるように工夫します。

 

② 歴史では、柱立てを、古代・中世・近世に分けると便利です。古代を例にすると、以下の関係があります。選んだカードのテーマが、「首都」「建築」「宗教」「庭園」「文化」等であっても、基本構成は、変わらないので、安心して、プレゼンテーションを行えます。

 

古代・中国の影響・遣唐使・長安・仏教伝来→平城京・平安京・碁盤の目の都市づくり 

→天皇、貴族、藤原家、荘園制度→東大寺、東寺、延暦寺、平等院鳳凰堂、厳島神社、三十三間堂、寝殿造り、浄土式庭園→仏像、浄土信仰、密教、女流文学、十二単衣、ひらがな 


③ どのテーマでも、常に観光視点を入れておくと良いと思います。書院づくりや枯山水という言葉を使いましたが、何を話すかは、受験者次第です。大事なことは、知らないことは言わないことです。質疑応答で、それに関連する質問がでることを覚悟してください。

 

回答例2 都市づくりの視点を強調

 

(1)「結論は、最初」 

日本の首都について、古代、中世、近世の3つの時代にわけてお話します。

第一段落


 

(30秒~35)


 

8世紀から13世紀は、奈良と京都に首都があり、天皇を頂点とした社会でした。

遣唐使として、中国の政治制度、仏教等を学び、帰国した人々が中心となって、唐の首都、長安をまねて、京都や奈良の都市づくりが行われました。都は、南北、東西に交差する通りで構成されました。

京都の五条通りや四条通りは、現在も京都の中心となっています。


 

第二段落


 

(30秒~35)


 

13世紀、武士の代表である源頼朝は、京都から離れた鎌倉に武士による政権を作りました。まだ、天皇の力も強かったので、天皇の軍隊に攻められないように、一方を海、他の三方を山に囲まれた要害の地に政府を造りました。

このため、現在も、鎌倉の中心部に入るには、どの方向から来ても、山を削り、がけに囲まれた道である「切通し」を、通おる必要があります。


 

第三段落


 

(30秒~35)


 

17世紀、全国を統一した徳川家康は、東京に江戸幕府を設置しました。参勤交代の制度により、全国から大名と武士が集まりました。 

 神田などの山を削って、大手町や銀座などの地域を埋め立てました。また、運河を掘り、河川とつなげ、日本橋などに物流拠点を作りました。

 こうして江戸の人口は、100万人といわれ、当時、世界最大級の都市となりました。

押さえ(10秒以内)


 

 現在の東京は、周辺地域と合わせ、約3,000万人の活気ある都市圏となりました。

◆英語による回答2 設問「日本の歴史の観点より、日本の首都について(その1)」

 

Let me tell you about the capitals of
  Japan from the viewpoint of history.

 

From the 8th to 13th
  century, the capital was in Nara or Kyoto. The emperor was at the top of the
  society then. Buddhism such as the Tendai sect or Shingon sect flourished.
  They performed rites for the purpose of making the country safe, so that they
  would have a good harvest and also not have epidemics. The structures of
  Todaiji Temple, Kofukuji Temple and Toji Temple including their Buddhist
  statues and art works are very valuable.

 

From the 13th to 15th
  century, the capital was in Kamakura or Kyoto. They were Samurai governments.
  Zen Buddhism flourished and the five great temples of Kamakura and those of
  Kyoto were established. Kinkakuji or Golden Pavillion, Ginkakuji or Silver
  Pavillion in Kyoto and Engakuji in Kamakura are famous. The traditional
  Japanese style of architecture called Shoin-zukuri style and the garden style
  called dry garden developed. Japanese original cultures were formed such as
  the tea ceremony, Noh and artworks on partitions, with influence of Chinese
  culture.

 

From the 16th century on, the
  capital of Japan has been in Tokyo. In the Edo period, the Tokugawa shogunate
  was at the top of the society. Edo with a population over 1million was one of
  the greatest cities in the world.

 

Popular cultures like woodblock prints,
  Kabuki, and sumo flourished around the Asakusa and Ryogoku areas. Another
  feature of Edo was its high standard of average education, due to inexpensive
  books, books for rent, and terakoya or private schools.

 

Tokyo today is a vigorous mega polis with
  population of 30 million including surrounding areas.
 

※試験において、実際に回答するのは、英語、フランス語、中国語などの各言語です。したがって、日本語で回答を作っても、試験場では、プレゼンテーションの内容が異なってきます。

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